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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

先日、山陽新幹線の運転士が、居眠り運転すると言う事故があり、JR西日本は、睡眠時無呼吸症候群(S.A.S=Sleep  Apnea Syndrome)が原因だったと発表し、S.A.Sは世の関心事になった。

S.A.Sは肥満の中年男性に多い。この運転士の体重は100キログラムを超えていた。肥満の人は睡眠中に気道が塞がり易くなって、いびきがひどくなり 呼吸が止まる事がある。一般に1時間以内に10秒より長く続く呼吸停止が、5回以上をS.A.Sとしている。

S.A.Sでは睡眠時間が充分でも熟睡出来ないため、早朝に頭痛を起こしたり、疲れがひどく、気分がすぐれない、記憶力が減退することがある。そしてよ く居眠りをする。特に問題になるのは、居眠りによる交通事故である。交通事故率はカナダで健康人の2倍、アメリカでは約7倍と報告されている。日本では 2.5倍という。

治療法として、経鼻的持続陽圧呼吸(nasal CPAP=Continuous Positive Airway Pressure)があり、この治療は器械を用いて行い、CPAPは効果がある。しか し、その前に体重減少を計ることが更に意義がある。

桑島耳鼻咽喉科医院・桑島 利力
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